キンダー、1stと断られ続け、2ndグレードが始まる前に3回目に申し込んで初めて受かったうちの長男の小学校の越境入学。
今日の記事はちょっと長くなりますが、熱く語ったろかいなと思います。
とりあえず、トイレ行って、お茶とお菓子を用意してこれ読んでみてくださいね〜!
3年かかったけど、ハワイのオカンなりになんとなーく学んだ、公立学校の越境入学=GE=Geographic exceptionsについての基本情報や、もしかしたら受かるヒントになるのでは、な情報をシェアしてみたいと思いまーす。
ハワイの公立、小中高学校のGE=Geographic exceptionsって、なんなんや?
Hawaii DOE | Geographic exceptions(リンク)
Geographic=地理的な
exception=例外
ってことで、事情のある生徒に対して、申請があった時に特例を認めて自分の住む住所で元々いくべきやった公立学校(これをホームスクール/Home Schoolと言います)以外の学校に通える制度、です。
日本語で言うところの、越境入学、ですね。
なのですが、ハワイの公立の学校、日本よりも、この越境入学、とってもしやすいです。
ハワイの越境入学、優先して許可をもらえる理由は以下の4つ
1)親権を持たない(または親権の優先順位の低い)親がGEを申請したい地域に住んでいる
例えば、母親が親権の80%持ってて、子供が主に母親と住む場合でも、20%の父親の住所のある学校に通わせることができる
これが50:50であろうが、100:0(ってアメリカではあんまり聞かないですが)関係ないってことですかね。
2)親がGEを申請したい学校で、働いている
まあ、教師でなくてもいいそうなのですが、親が職場に出勤するのに一緒に連れて行けるし帰れるしで、便利やしね
3)兄弟がすでにGEを許可されその学校に通っている
うちの長男、今年GEを申請して受け入れてもらったのですが、次男は再来年キンダー、これも送り迎えする親が大変やしね、次男は優先して受け入れてもらるそうです。
(したが先にGEで入ってって、後から上が入るのもオッケー)
4)ホームスクールにない特別な授業やプログラムがGE先の学校にある場合
これね、基準がちょっと曖昧なのですが、原文は
Parents may wish for their child to attend a special program of study not offered at their home school.
ですね
生徒の希望する(または親の希望する)特別なプログラムがない学校がホームスクールの場合、希望すればその特別なプログラムのある学校にGEで通うことができます
2014年のニュースですが、これについて触れられています
KHON2 Who’s getting coveted school geographic exceptions?(リンク)
KHON2(ハワイのロカルニュース番組)の調査によると、GE の選考基準や実査に受け入れ数などは、DOE=ハワイ教育委員会側では管理されておらず、それぞれの学校の校長先生の判断に任せられているとのこと。
このニュース記事内での、このインタビューに答えたモアナルア高校/Moanalua High Schoolとカイザー高校/Henry J. Kaiser High School(グーグルマップ)でのGE 受け入れ時のフットボールとバンド(ブラスバンドですね)は
フットボールでのGE受け入れ |
モアナルア高校 | カイザー高校 |
2013-2014 | 17人(以上) | 28人 |
2012-2013 | 16人(以上) | 26人(以上) |
2011-2012 | 18人(以上) |
10人(以上) |
バンドでのGE受け入れ |
モアナルア高校 |
2012-2013 | 82人 |
2011-2012 | 77人 |
2010-2011 | 84人 |
モアナルア高校 | フットボール+バンド | すべてのGE | フットボール+バンドがGEの割合 |
2012-13 | 98人(以上) | 137人 | 72% |
2011-2012 | 95人(以上) | 114人 | 83% |
2010-2011 | 84人(以上) | 112人 |
75% |
このリストを見ると、要は、フットボール(モアナルアはバンドも)で優れている生徒は、越境入学で受け入れてもらいやすいってことですね。
これが、上で挙げた「ホームスクールにない特別な授業やプログラムがGE先の学校にある場合」にあたるのかどうなのか?というのはあくまでも校長の判断であって、基準ってのが特にないからどうなのよ?って記事のようですね。
記事内では、GEで生徒数が減ってしまうことが多いホームスクールとして、ワシントンミドルスクール/Washington Middle Schoolが挙げられていますが、生徒が減ると学校への予算も減るということが懸念されています。
(ってことは生徒数が増えると予算も増えるから、って理由でGE受け入れたい学校もあるんですかな?)
あくまでの私の個人的な感想ですが
これを見た親が「うちの子を総合の成績がハワイ州内で良いモアナルア高校に入れたいから、バンドを頑張らせよー」と思うか
それとももともとバンドやフット ボールを頑張る生徒が勉学も頑張るから、そういう子どもを受け入れるモアナルアやカイザーの総合成績がハワイ州内で上位に入るのか
どっちなんですかね?両方かな?
ハワイの公立学校、GE申し込みの理由が上の4つのどれにも当てはまらない場合
勉強だけが全てやないけど、正直言って、学力の高い、勉強する気のある生徒がたくさんいる学校に入れたい
毎年発表されるスクールランキングが上位の学校に入れたい!
というハワイのオカンオトンの皆さん多いはず。
ちなみに学校ごとの成績発表や、昨年度以前のスクールランキングは過去記事
「2012-13、ハワイ公立学校ランキング発表されました」(リンク)
「2013-2014 うちの学校何番やった?ハワイ州公立学校スクールランキング」(リンク)
「2015年最新版、うちの学校何番やった?ハワイの公立学校ランキング!!!」(リンク)
で確認してみてくださいね
2017年のハワイ教育委員会版、最新のランキングはこちら
それぞれの学校内に生徒を受け入れるスペースがある場合は、受け入れてもらえます。
ただし、スペースがある場合でも、それ以上のGEの申し込みがあれば、抽選になります。
ハワイのGEのスペースってなんなんや?!
我が家事情があってうちの長男がキンダー(2年前)の時にハワイの教育委員会の役員の方とGEのスペースについて教えてもらえる機会がありました(なので、ソースが「ハワイのオカン談」なので、以下話半分で読んでみてください)
うちが教育委員会の役員の方とお話しした時はハワイの公立の(2年前の当時はキンダー)では、推奨される人クラスあたりの人数は20人前後となっていたそうです。
これがうちの長男が当時通ってたホームスクールのクラスでは28人。
むっちゃ多かったです。
当時うちから近い通えそうな学校(=ぶっちゃけますが、カポレイ&エバビーチ)の1クラスあたりの人数はほとんどの学校で20人から30人。
開発がどんどんすすんで、新興住宅地がどんどん出来上がっている西の地域としては、学校の敷地が大きくなるわけではないので、クラス数は限られていても、割り当てられた地域に住む生徒は、学校としては受け入れないといけない義務があるそうです。
なので、この人数があまりにも多い場合、学校にはスペースがなく、GEの生徒を受け入れることはできない、というわけやそうです。
ちなみに2ndグレードの現在、GEを申し込んだ後に通っている学校でのクラスは20人。
GE申し込むんやったら、生徒数の少ない地域&人口増加の少ない地域を狙え!ってことですかね
この全校生徒数、検索できるサイトがあったと思うんですが、ちょっと今見当たらないのでハワイ教育委員会からのレポートを検索すると
Hawaii State Deportment of Education Report Finder(リンク)
例えば、もう住宅地も新しく広がることのないであろうワイキキ小学校
Trend Report: Waikiki El で検索して見ると、2013-14の生徒数が513人
バンバン新興住宅地のエバビーチ、うちがキンダーでGE申し込む前に断られたホロムア小学校
Trend Report: Holomua El で検索してみると 2013-14の生徒数が1361人
3倍近い生徒数の違いがあるのに、さらによその学区から生徒を受け入れるとか、無理って話ですね。
なので、上の4つの優先理由以外で申し込みされる場合は、受け入れ先の学校にスペースがあるかどうが、まず検索してみてくださいね。
スペースといえば、通学時に見かけるパールシティ小学校、去年からこんなサイン出っぱなし。
GEの受付が始める前から、年中GE受付中のようです。
こちらは
では、545人でした
上の4つの優先順位にない、ハワイのオカンオトンがGEを申し込んで受け入れてもらえた理由は
うち「もっとアカデミック面でやる気のある生徒の中で学んで欲しいから」
2ndグレードの新学期にGEを申請し、校長先生に以前の学校であった暴力などを説明し受け入れてもらえました
次男のプリの担任の先生とこの子(モミラニエレメンタリー)「おばあちゃんの家に近いから」
キンダーが始まる前にGEを申し込んで、抽選で受け入れてもらえたそうです(この後、年下の妹がGEを申請して、こちらは兄弟枠で優先して受け入れてもらえています)
うちの近所の図書館の司書のとこのお子さん「アフター&ビフォアーケアが充実してるから」
キンダーが始まる前に、抽選やったそうです
うちの長男の習い事のクラスメイト「もともと通ってたホームスクールの学校が勉強勉強で厳しすぎてもっと子どもらしいアクティビティをさせてあげたかったから」
キンダーの途中で、事情をGE先の校長先生に説明し、学期の途中で受け入れてもらったそうです
個人的な感想としては、やっぱり、理由がどうであれ、学校側に受け入れスペースがあった、ってのがまず重要やと思います。
ハワイの公立学校キンダー、1stと断られ続けた我が家の長男のGE、2015年の秋からの2ndグレード分に受かりました!
うちが申し込んだのは6校
我が家から、1時間程度で通える範囲で、アカデミック面(MathとReadingの成績が良い)で100位以内に入っている学校を絞りました
参考にしたのはもちろんこちら
「2012-13、ハワイ公立学校ランキング発表されました」(リンク)
「2013-2014 うちの学校何番やった?ハワイ州公立学校スクールランキング」(リンク)
「2015年最新版、うちの学校何番やった?ハワイの公立学校ランキング!!!」(リンク)
なおかつ生徒数が人以下(でもだいたい500人程度)のところを6校申し込んでみました。
で、受かったのが4校。
実は、受けたうちのバーバーズポイント小学校Barbers Point Elementary School(地図リンク)と、この秋に新しく開校したばっかりのホオケレ小学校Ho‘okele Elementary School(地図リンク)は、スペースがガッツリあったみたいで、去年の1月に申し込みをして、ほんの数日、または数週間ほどで受け入れの通知がきました。
第一希望やった、今通っている学校は6月に新年度が始まるギリギリになってから返事が来たので、ちょっと特殊な例かもしれません。
GEについて、熱く語りたいことがまだまだあるので、次回は、GEの申し込み方法と、審査の流れについて書いてみたいと思います。
学校変えよかなのオカンオトンの皆さん、実はGEの申し込み受付=勝負は1月1日から始まっています。
ついでにシリーズ2&3も書いてみました、ぜひぜひご参考にどうぞ
期限はあと2ヶ月!!! GE=Geographic exceptions=ハワイの公立学校越境入学〜その2(リンク)
ハワイの公立(キンダー、小学校、中学校、高校)学校、GE=Geographic exceptions=越境入学の申し込み、1月1日からすでに始まってしまているのです。なのでなので、大至急、申し込み方法&後の流れをご紹介
チャータースクールって何やねん?!GE=ハワイの公立学校越境入学〜その3(リンク)
うちの義理の妹とか、次男のクラスメイトのお母さん、ハワイのオカンのお友達とか、頼っちゃいけないんやろうけどウィキペディアなんかの情報をまとめてみました、ハワイの公立学校越境入学、その3は「チャータースクール/Charter school」について、です
締め切りは3月1日。
がんばりましょーね!!!